こんにちは。waku³です。
こんにちは。waku³です。
今日から、投資家の名言を一つずつ取り上げて、自分の投資に照らして考えていく記事を書いていきたいと思います。
第1回は、やはりこの言葉からにしました。
Rule No.1: Never lose money. Rule No.2: Never forget rule No.1.
ルールその1、損をしないこと。ルールその2、ルールその1を忘れないこと。
― ウォーレン・バフェット
バフェットの名言のなかでも、いちばん有名なものの一つだと思います。短い言葉ですが、噛み砕くほど奥が深いと感じています。
この言葉はどういう意味なのか?
そのまま受け取ると、「一度も損をするな」という無理な話に聞こえます。
私は20年以上投資をしていますが、含み損がなかった年は一度もありません。バフェット本人も、何度も大きく下げています。リーマンショックのときのバークシャー・ハサウェイの株価も、かなり下がりました。
なので私は、この言葉を『取り返しのつかない損をするな』という意味だと考えています。
株価が下がることは、損ではありません。
損というのは、会社の価値そのものがなくなってしまうことか、下がったときに怖くなって売ってしまい、自分で損を確定させてしまうことです。
前者は買う前にちゃんと調べれば避けられますし、後者は買った後の心構えで避けられます。つまり、どちらも相場ではなく、自分の側の問題なんですね。相場そのものをコントロールすることはできませんが、自分の行動はコントロールできます。
なぜ「忘れるな」とわざわざ言うのか?
ルールその2は、ルールその1を忘れるな、というだけの内容です。なぜこんなことをわざわざ言うのでしょうか。
答えは簡単で、人は忘れるからです。
相場がよくて、まわりが儲かっていて、自分だけ乗り遅れている気がするとき、人はこのルールをすっかり忘れます。そして忘れた瞬間に、よく分からないものを高く買ってしまいます。
私も何度か経験があります。熱が冷めてから振り返ると、「なぜあんなものを買ったんだろう」と不思議になるのですが、渦中にいるときはそう思えないものです。わざわざ2行目を付け加えたバフェットは、きっとこの人間の性質をよく分かっていたのだと思います。
ルールその1は、原則②と同じこと
あらためて考えると、このルールは私の原則②「高く買わない」とほぼ同じことを言っています。
安全域を持って買うというのは、見立てが外れても損をしない余裕を確保することで、それはそのまま「損をしない工夫」です。バフェット自身、このルールと安全域の考え方を、ほとんど同じ文脈で語っています。有名な言葉というのは、別々の場所で語られていても、結局は同じ根っこに戻ってくるものなのかもしれません。
私の投資でどう活かしているか
私は株を買う前に、「この会社がだめになるとしたら、どういう筋道だろう」と先に考えるようにしています。
それが思いつかない会社は、まだ理解できていないということなので、買いません。思いついたうえで、その筋道が現実的ではないと納得できたときだけ買います。
儲ける算段より、損をしない算段を先にする、というわけです。
この順番でいると、買える株はかなり減ります。でも、減った分だけ、長く持ち続けられる株が残ります。数を絞ることは、守りであると同時に、長く持つための準備でもあります。
子どもに伝えるなら、この言葉から
もし投資について一つだけ言葉を伝えるとしたら、私はこの言葉を選ぶと思います。難しい指標や計算式より先に、この二行のほうが大事だと感じているからです。
儲け方は人によって合う合わないがありますが、「取り返しのつかない損をしない」という姿勢は、誰にでも、どんなやり方にでも当てはまります。土台になる考え方として、いちばん伝えやすい言葉だと思っています。
まとめ
まとめると、「損をしない」というのは「取り返しのつかない損をしない」ということで、それは自分の側の工夫で避けられる、ということです。
この名言は、私の原則でいうと、原則②「高く買わない」と原則④「逆から考える」につながっています。
たった二行のルールですが、守り続けるのは意外と難しいです。守れないから、二行目があるのでしょうね。
この話は、原則②「高く買わない」につながっています。
ここで書いたような目で、実際の会社を一社ずつ読んでいるのが、noteの「会社図鑑」です。よければのぞいてみてください。

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