こんにちは。waku³です。
今日は、私の投資の原則のみっつめ、「長く持つ」について書いていきたいと思います。
売る理由がないうちは、売りません。私がやっていることの中で、いちばん地味で、いちばん効いているのがこれです。
湿った雪と、長い坂
バフェットは、複利のことを雪だるまにたとえました。必要なのは『湿った雪と、とても長い坂』だと。
湿った雪というのは、転がせばくっついてくれる雪のことです。投資でいえば、利益を出して配当を出してくれる会社や、それを詰め合わせたインデックスにあたります。
長い坂は、持ち続ける時間のことです。
面白いのは、この二つのうち、自分でどうにかできるのは坂の長さのほうだ、ということです。どの雪がよく育つかを見抜くのは難しいですが、途中で降りないと決めるだけで、坂はいくらでも延びていきます。
なぜ後半に効いてくるのか?
複利のいやらしいところは、最初の数年はほとんど何も起きないことです。
5年目くらいまでは、「これ、本当に効いているのかな」と思うような増え方しかしません。ところが10年、15年と経つと、ある日ふと口座を見て「あれ?」と思う瞬間が来ます。
増えているのは、元本にではなく、これまでに増えた分にも利益がついているからです。だから期間が延びるほど、傾きが急になります。
逆に言えば、途中で降りた人は、いちばん効いてくる部分を受け取らずに帰っていることになります。
配当の10年を見る理由
私が個別株を見るとき、10年分の配当の推移を必ず確認するのは、この原則のためです。
去年の配当がいくらだったかは、あまり重要ではありません。それより、リーマンショックやコロナのような時期に配当をどうしたか、そして少しずつでも増やしてきたかを見ます。
厳しい時期にも配当を維持した会社は、これからの厳しい時期にも同じことをする可能性が高い。そういう会社なら、安心して長く持てます。
長く持つと決めているからこそ、長い時間軸で会社を見る、というわけです。
では、いつ売るのか?
まったく売らないわけではありません。私が売るのは、買った理由が消えたときです。
たとえば、その会社の稼ぎ方が根本から変わってしまったとき。理解できなくなったとき。あるいは、ほかに明らかに良いものが見つかったとき。
「株価が下がったから」は、売る理由になりません。それは買った理由とは関係のない話だからです。
まとめ
まとめると、原則③は「売る理由がないうちは売らない」ということです。
雪の質を見極めるのは難しいですが、坂の長さは自分で決められます。私にできるのは、途中で降りないことくらいです。
次回は、原則④「逆から考える」について書きます。
この話は、原則②「高く買わない」につながっています。
ここで書いたような目で、実際の会社を一社ずつ読んでいるのが、noteの「会社図鑑」です。よければのぞいてみてください。

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